~海外、子育て、ときどき英語~

学生時代、社会人になってからの英語勉強、子供を連れてのアメリカ駐在妻生活、子育てについて、徒然なるままに。

IELTSで高得点を目指すために ~Writing Task1~

IELTSで高得点を取るためにはどうしたらよいか。

もちろん基礎英語力が必要なのはもちろんですが、6.0以上を目指すためには、戦略的なアプローチが絶対に必要です。この戦略的アプローチを知って以降、「ただ単に勉強をしていても時間がもったいない!」と強く思うようになりました。IELTSで高得点を目指す人はポイントに特化した対策を練ることをお勧めします。

私は今回IELTS7.0を目指していましたが、社会人で平日は仕事をしながらの勉強だったので、効果的にポイントを知り、対策をする必要がありました。このポイントをおさえていれば、短時間で成果が出せると身をもって経験しました。

今日は私が参考書を読んだり、予備校に通って知ったポイントをまとめたいと思います。

文章の構成を頭に入れる

「文章の構成を頭に入れる」

つまりは、どのようなパラグラフ構成にして書くべきかを頭に入れておく、ということです。文章の構成方法については、前回の記事で書いたので割愛します。

頭の中でどのような構成を書くべきかしっかりと覚えておくことで、問題を読んですぐに何をどう書いたら良いか整理できます。これは何度も様々な問題演習して、どんな問題にでも対応できる力をつけておくと良いかと思います。

同じ単語を使わない、類義を覚える

"this graph" と "this chart" は文章的には同じ意味で、このグラフと言いたいときはどちらも間違いではありません。ただ、IELTSの試験では、問題文中に出てきた単語を含め、同じ単語は極力避けなければなりません。これは、自分の語彙力をアピールする、ことにつながるからです。

IELTSはWritingの採点もパソコンではなく、実際の審査官が採点します。Writing試験の回答内でいかにどれだけの単語を知っているか、表現をしっているか、をアピールすることが高得点へのカギとなるのです。

 

Task1の頻出単語の使える類義語を以下にまとめておきます。

私はこれを頭に入れて、試験に臨み、当日はあまり迷うことなく文章をリフレーズしながら書くことができました。

 

グラフ:graph, chart, figure, line chart, bar chart など

示す:show, iilustrate, describe, compare, indicate, provide information about~, explain

:consumption, servings, the amout of~ など

パーセンテージ:the percentage, propotion, the number of~ など

比較、期間を示す:from A to B, over X years, comparing A and B figures, など

上昇:increase, soar, boost, rise, surge up

下降:decrease, down, submerge, plunge, fall, drop, decline, shrink

変わらない:remain stable, stay constant, maintain the same level

 

語彙力をアピール

先ほど同じ単語を使わないことで、語彙力をアピールできると書きましたが、高得点を狙うためには残念ながらそれだけでは足りないです。いかに語彙力があるかを様々な表現で示す必用があります。

まず1つ目に副詞の活用です。文章中にアカデミックな副詞を複数回出すだけでも文章がぐっとレベルアップします。以下はTask1でよく使う副詞の一例です。

・dramatically, drastically, sharply, substantianly, considerably, significantly

・quickly, rapidly, suddenly

・gradually, slowly

・slightly, relatively など

 

2つ目に、文法的表現の幅です。

基本の S+V という文型だけでなく様々な文法的表現ができることを示すことが重要です。よく使える文法表現を以下に記載しておきます。

・There is ~ ( There was an increase in ~~~)

・比較級/最上級 ( ~~ started as the most, but finished as the least) 

 

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Task1は150文字程度で書けば良いので、目安時間の20分以内にパパっと書き上げ、Task2に着手することが重要です。上記のポイントを念頭に何度も演習問題を解けば、回答のコツが見えてくるはずです。Task2については、また長い対策が必要になりますので、何回かに分けて時間をかけて記録していきたいと思います。

 

IELTS対策 ~Writing Task1~

試験対策で一番難しく、また日本人は点数が取りにくいと言われているのがWriting。ReadingやListeningは、問題集を解いて、回答で答え合わせができますが、Writingは自己採点が難しいのもなかなか勉強が進まないポイントだと思います。

今日は、WritingのTask1に特化して私の対策法を書きたいと思います。これで、私は予備校に行かず、独学でWriting6.5、Overall7.0を取ることができました。

 Writing Task1とは?

IELTSの試験は、Listening、Reading、Writing、Speakingの4技能で構成されています。

Writingは4技能のうちの1つで、試験時間は60分。Task1(約20分)、Task2(約40分)の2問に回答することが求められます。Task2はアカデミック・エッセイを書く問題で、点数配分もTask1の2倍で非常に重要ですので、何を書くかのブレインストーミングから時間をかなり使うことになります。Task2の回答時間をなるべく長く確保するためにも、比較的機械的に回答できるTask1はポイントを確実におさえておきたい問題です。

Writing試験の前提

IELTSの試験で2問あるWritingですが、どちらも「出題者の意図」「出題者の求めるもの」に対して書くことが大前提です。

そのためには、まず問題文の理解が絶対だと思います。

"Summarize"と言われているのであれば、要約しなければなりませんし、"What is your opinion?"と聞かれているのであれば、自分の意見を書かなくてはいけません。その逆も然りで、聞かれていないことを答えても試験を理解していないとみなされ、点数は伸びないのです。

Task1ではどんな問題が出るのか?

IELTSの試験は年々問題の内容もバラエティに富んできていますので、あくまでも私が受験した2016年度ベースで書きます。

Task1では、主にグラフや表の情報をもとに、文章をまとめることが課題として出されます。グラフは1つのときもあれば、複数のグラフを比較して書かなければならないこともあります。

そして、グラフ・表などの統計資料以外のほか、与えられた図や絵から、フローや変更点を書く、という問題もあります(私が受験した回では、ある町の今昔地図が出され、何が読み取れるか記述しなさい、という問題が出ました)。

統計情報(グラフ・表)を読み取る問題が圧倒的に多いように思いますので、まずはグラフを読み取り書く練習を何度もすると良いと思います。

インターネットで"IELTS Writing task1"と検索すると、模擬問題がいくつか出てきますので、参考にされるとよいと思います。

私がよく見ていたサイトも残しておきます。

IELTS Exam Preparation - Academic Writing Task 1

どういう構成で書けばよいのか?

Writingのテスト対策をするときに、一番何が大変かというと、どう書き始めたら良いのか、で躓いてしまい、なかなか進まないことです。でも構成を一度覚えたらあとは内容を変えるだけで良い、と分かり、一気に勉強が進みました。

問題によっても変わるのかもしれませんが、私は以下の基本2パラグラフで臨みました(表・グラフの読み取り問題の場合)。

  • Intro:与えられた表・図が何を表しているのかを要約。
  • Body:与えられた表・図の詳細(関連性)の説明など。

1パラグラフ目の書き方

基本的に2文でパラグラフは終わりです。

 ①トピックセンテンス:そのグラフが何を示しているかを書く

→難しいようですが、これは問題文をリフレーズすれば良いだけです。以下の問題文を使って実際にリフレーズしてみます。

The charts summarise the weight measurements of people living in Charlestown in 1955 and 2015.

引用元:IELTS Exam Preparation - IELTS Writing Task 1 #138

→この場合、

These two figures describe the weight assessments among the residents of Charlestown between 1955 and 2015

などと同じことを違うフレーズで言い換えれば良いのです。これをサクッと時間かけずにやるためには、問題頻出単語の類義語を覚えればOK。これについてはまた別記事で書きます。

 

②表・図の概要(Overview)を書く

英語予備校の体験に行ったときに、このOverviewがないと、5.5以上は絶対に出ないと言われたほど、重要な一文です。これは様々な問題集を読みましたが、どこにも書いていない大切な情報でした。

グラフの詳細については、2パラグラフ目で書くので、ここでは全体を見たときにグラフがどうなっているのか(上昇しているのか、下降しているのか等)を大まかに書けば良いです。

書き出しとしては、

Looking at the graph as a whole, it is clear that overall・・・

この"as a whole"、"overall"といった全体像について書いてますよ~ということが分かる単語を入れることが重要です。簡単にグラフの全体像について書いたら、これで1パラグラフ目は完成です。

2パラグラフ目の書き方

2パラ目では、基本的に問題文で課された問いに対して、3文程度でまとめていきます。主には、そのグラフ・図から読み取れるポイントを2・3見つけて書きます。何をポイントとしてピックアップするかは、何度もグラフ問題を解いて慣れていくしかありません。

ここで、ピックアップするポイントは、まず書き出す前のブレインストーミングで決めておくと良いと思います。1個ずつ見つけて書いていくのでは、時間もかかりますし、まとまりのない文章になりかねません。

グラフのどこが特徴的か、上昇・下降している個所、横ばいの箇所を見つけてそれを単純に文章にすれば良いということになります。

2パラのBodyの書き出しは、"If we look at the date in more detail,・・・・"と始めるようにしていました。こうした定型文を覚えておくと、試験当日に悩まなくて楽です。

そして、最後に全体をまとめる文章(conclusion)を書くかどうか、ですが、これはあった方が良いですが、なくても問題ない、と英語講座を受けたときに言われました。150語という比較的短い文章を書く問題ですので、しっかりと設問に答えられていれば、更にそれらを要約する文章は不要かもしれません(もちろん時間が余っているのであれば、書いた方がよいのでしょうが)。

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高得点を狙うための、具体的なテクニックや文章を書き進めるにあたっての使える類義語については、別の記事でまとめたいと思います。

 

なぜIELTS?

渡米する前の時間があるときに、少しずつ英語勉強、特にIELTSについて記録しておきたいと思います。手始めに、なぜIELTSを選択したのか、そのメリットについて書きたいと思います。

TOEFL?or IELTS?

おそらく、IELTSやTOEFL等の試験を受けようと考えている方は、自己研鑽というよりどちらかというと留学目的で受験を考えると思います。私もその一人でした。社会人になってから、海外の大学院を目指そうとIELTS受験を考え始めるようになりました。

10年前の学生時代には、IELTSはまだそこまで日本では普及しておらず、圧倒的にTOEFLが認知されており、私も学生時代はTOEFLを受験しました。なんとか大学の交換留学に応募できる点数には達しましたが、結構勉強したのにiBT 74点がやっと取れた点数。TOEFLには苦手意識があり、今回はTOEFLは受けたくない、でも大学院には高得点(IELTS7.0、TOEFL iBT 100)が必要で、それならIELTSを…とIELTS受験を考え始めました。

留学先がIELTSの点数を受け入れているかどうかがまずポイントですが(アメリカの大学ではTOEFLでなくてはいけない機関もまだあります)、受験してみて良かったIELTSのポイントを書いていきます。 

正答数とスコアの関係

IELTSは、正答数とスコアの関係が目安としてですが、提示されています。

つまり、それぞれの問題の難易度はあまり関係なく、何問合っていれば、どのぐらいのスコアが出るか、というのが予め分かるので、自宅で模擬試験をするとリスニングとリーディングについては、自分自身がどのスコアレベルかが分かるのです。

こちらのサイトに分かりやすく掲載されていました。https://ielts.jp/material/scoring/

受験料が高いので、そう簡単に何度も試験を受けられない(受けたくない)ですよね。自分が現時点でどの程度のスコアが取れるかが分かるので、4技能のどの分野に特化して勉強したら良いかも分かります。

コンピューターか、筆記か

TOEFL iBTの試験はすべてパソコンを通して実施されるインターネット形式の試験です。スピーキングもマイクに向かって録音するという形で、試験時には紙とペンが渡されますが、実際に使ったのはリスニングの時、ライティングのブレインストーミングの時ぐらいです。

一方、IELTSは筆記試験が基本で、スピーキングは試験官と対面の試験です。この形式の何が良いかというと、リーディングの試験で実際に文章に下線を引いたり、気になる箇所に印をつけながら読めるという部分です。

パソコンに向かい合って文章を読んでもなかなか頭に入ってきませんが、実際にペンでなぞりながら読むと不思議なことに頭に入ってきやすい感覚がありました。特に私は文章中に重要と思われる箇所に下線をひき、人物名や年号の部分を囲ったりして印をつけて読むようにしました。これはあとで読み返すときや、True/False問題が出てきたときにとても役立つのです。

形式の部分でも筆記・面接形式のIELTSはとても取り組みやすい試験だと思います。

出題される問題のジャンル

これは統計を取ったわけではなく、個人的な所感ですが、IELTSの方が文系向けの文章やWritingタスクが多いように思います。通った予備校の先生もおっしゃっていましたが、IELTSは教育関連のトピックが多いそうです。私のような「THE文系」タイプの人間には、試験に取り組みやすかったです。

TOEFLは問題集をやってみても、化学や生物などのトピックが出てくることも多々ありました。実際の試験で、恐竜のアゴの骨の話が出てきたとき、単語が分からな過ぎて真っ青になったのを思い出します(笑)。

ライティングに関しても、比較的書きやすい一般論を問うタスクが多かったので、取り組みやすいという意味でもIELTSをお勧めします。

           

実際の試験対策については、また別の記事でまとめたいと思います。

海外生活の準備(情報収集編)

新しい土地での生活に向けて、まずは情報収集。

インターネット時代とはいえ、やはり重宝するのはペーパーバック。

本を用意したい!とはいえ、今回駐在となったのはワシントンDC。この地域はあまり観光地として日本では人気の場所ではないので、ガイドブックの数はとても少ないです(たしかに、ホワイトハウススミソニアン博物館は知っていても、わざわざ遠い日本からワシントンDCを目的地に旅する人は少ないよね~)。

数少ない情報誌の中から、今回、私が買った本2冊とその他参考になるサイト等を残しておきたいと思います。

 

 1.地球の歩き方

ガイドブックといえば、まずはこれ。

さすが「地球の歩き方」、ワシントンDC版もしっかり出版されています。全編カラーで読みやすく、最初に手に入れたい一冊です。 

B08 地球の歩き方 ワシントンDC 2017~2018

B08 地球の歩き方 ワシントンDC 2017~2018

 

 本自体は「ワシントンDC」となっていますが、もちろん近郊都市もカバーされており、我が家が居住予定のバージニアの情報も掲載されていました。

美術館・博物館、そのほか観光名所についてその歴史も含めながら細かく解説されているので、渡米までにしっかり読み込んでいきたいと思います。

 

2.ボストン・ワシントンDC 便利帳

現地居住者に支持が多いガイドブック。

生活一般情報から、薬の情報、現地で使えそうな情報がたくさん載っています。

ボストン・ワシントンDC便利帳Vol.13

ボストン・ワシントンDC便利帳Vol.13

 

 渡米準備をしていると、日常生活のふとした瞬間に、「あれ、これ英語でなんて言うんだろう?」と思うことが多々あります。例えば、スーパーで買い物しているときに、「もも肉」って英語でなんて言うんだろう…?とか。

この本は、肉の部位の名前、現地で入手可能な薬・洗剤などの日用品が写真付きで紹介されていたり、現地で暮らしていくにあたって知っておくべき法律や英語表現などが掲載されており、これから住む人にとってはとても役に立ちそうです。

調べたところ、こちらの本を出版しているY's Publishingさんは、ワシントンDCだけでなく、その他主要地域のガイドブックも出版されていらっしゃいました。これから留学、駐在される方にオススメです。

Y's Publishing|ホームページ

そして、なんとこの本の最大のオススメは現地州の運転免許筆記試験予想問題が掲載されているところです!事前に勉強できるのは、とても助かりますね。

 

ただ、3000円払って買いましたが、書中にこの本について、こんな記載が(P.137)!

マサチューセッツ・ヴァージニア・メリーランド・ロードアイランドニューハンプシャーの5州では無料配布(送料別)

ええええ!!!無料配布て~…渡米前に手に入れられて役に立ちましたが、現地に入ってからでもいいや~という方は覚えておくとよいかもしれません…。

 

3.現地掲示板、その他参考になりそうなサイト

本は便利とはいえ、現地の多岐にわたる情報を収集するのにはやはりインターネットが便利です。ワシントンDC周辺に限った情報になりますが、とても参考になりそうなサイトがいくつかあったので、記録しておきます。

 

★ワシントンDC日米協会(ワシントンDC日米協会

こちらの協会では、気軽に参加できそうなイベントや英語教室等の情報が掲載されています。とても安心できる協会主催のイベントは、ぜひ現地で行ってみたいです。

 

★Webコミュニティー in ワシントンDC(Webコミュニティ in ワシントンDC

現地在住の日本人同士が情報交換をしていらっしゃる掲示板のようです。比較的活発に情報交換されていて、育児に関しても情報が得られるので、とても便利です。

 

★DC小町会(DC小町会 | DCエリア在住日本女性対象の情報サイトです。

DCエリアに在住の女性、家族に向けた情報サイトです。ブログのような形式で、現地在住の方が実際に行かれた施設や育児情報などを掲載しています。お役立ち情報も掲載されているので、頻繁にチェックしています。

特に子供向けには、ORIGAMI KIDSという情報サイトがとても役に立っています。こちらも同じくDC小町会から派生し、作成されたサイトのようですが、子供関連の情報に特化されており、子供と一緒に遊べる施設の情報がたくさん掲載されていて便利です。

無料会員登録をしてメールアドレスを登録しておくと、イベント情報などが更新されるとメールが届くようになっています。

 

★現地行政のサイトバージニア・アーリントンの場合:https://www.arlingtonva.us/

こちらは英語の現地サイトですが、やはり現地の情報は現地行政のサイトが役に立ちそうです。特に、現地のコミュニティーセンターでは、無料やリーズナブルな価格でヨガやバレエ等のレクレーションが開催されており、そういった情報は現地行政サイトから手に入れるのが1番です。

英語が苦手な方は、現地行政サイトの検索バーから"Community Center"、"Recreation"等の単語を入力すると、情報が見つけられるかもしれません。

アーリントンについては、アクティビティが検索できるURLを見つけたので貼っておきます。

WebTrac Search

ブログを始めてみます

学生時代ぶりにブログを始めてみます。

きっかけは、産休・育休で少し時間ができたこと、それに加えて旦那様のワシントンDCへの転勤が決まり、目まぐるしく変わる日々の生活について備忘録も兼ねて記録していきたいと思います。

学生時代には、留学を目標に英語に熱中し、つい最近(子供ができるまで)は海外の大学院を目指してIELTSを勉強していたこともあり、英語を絶賛勉強中の主人から、「勉強方法をブログにしたら参考になる人がいそうだよ」と言われ、「それじゃぁ…」と英語勉強についても、少しずつ記録していこうと思います。

 トピックが様々なので読みづらいかもしれませんが、気になった方に読んでいただけると嬉しいです。