~海外、子育て、ときどき英語~

学生時代、社会人になってからの英語勉強、子供を連れてのアメリカ駐在妻生活、子育てについて、徒然なるままに。

IELTS対策 ~Writing Task2~ イントロ編

渡米まであと2週間を切りました。渡米してしまうと、なかなかIELTS関係のブログ記事をアップできないと思ったので、忘れないうちにWriting Task2の対策について少しずつ記録していきます。

今日は、イントロ篇ということで、Task2とは?について主に書いていきます。

Writing Task2とは?

WritingのTask2は250語以上で自分の意見を述べる問題が1問出題されます。Writingの1時間の試験の中で、40分を使って解くことが目安とされています。

Task1では、客観的にデータを描写するのに対して、自分の意見を論理的に述べる必要があり、IELTSの中でも一番対策が必要なパートといっても過言ではないと思います。

Task2では、現代のありとあらゆる問題についてどう考えるか?ということが問われるので、しっかりと考えをまとめてからでないと書けないのが難しいところです。自分の考えを書くという意味では、英語力だけでなく思考力も求められるパートになります。

出題例としては、例えば「街中の渋滞を減らすためには、人々が通学、通勤をする必要性を失くすことが唯一の解決策である、という意見があるが、賛成か反対か?」といった内容など。(そもそも日本語でもパッと答えが分からないですよね)。

試験に向かうにあたっては、様々なジャンルの問題を解いておき、内容の組み立て方に慣れておく必要があります。

文章の構成について

文章の構成について、これが「正解」といったものはありませんが、やはり基本形はおさえて書いた方が確実です。パラグラフの書き方としては、以下が一般的でかつポイントをおさえた書き方だと思います。

 

Introduction(一般論(問題文の書き換え)+自分の意見・アウトライン)

Body1 ( Introで書いた意見のサポート①)

Body 2 ( Introで書いた意見のサポート②)

Conclusion(自分の主張を再度述べて、まとめる)

この形で書くことを覚えれば、どんな問題がでてもこのパラグラフに対して何を書けば良いか考えるだけでいいので、時間が節約できます。

問題の種類

Writing Task2では、自分の意見を述べる問題が出題される、と書きましたが、問題の種類がいくつかあります。以下は主に出題されるタイプの問題を分類別に分けてみたものです。

①Agree or Disagree(与えられたテーマに対しての賛否が聞かれる:1番よく出る問題タイプ!

 →出題文の例:Do you agree or disagree?, To what extent do you agree or disagree?

②Outweigh (与えられたテーマに対してメリット・デメリットどちらが上回るか)

 →Do the advantages outweigh the disadvantages?

③Positive or Negative(与えられたテーマがPositiveであるか、Negativeであるか)

 →Is this a positive or negative development?

④Both Sides (与えらえたテーマの二面性またはメリット・デメリットについて両方を述べ対比し、自分の意見を述べる)

 →Discuss both sides of this argument and then give your own opinion., What are the advantages and disadvantages of this development? 

⑤Two questions(与えられたテーマに対して2つの問いが与えられる問題)

 →What are some problems associated with alcohol abuse, and what are some of the possible solutions?

問いのタイプによって、文章の書き方が変わってくるので、これはまた1つずつ別の記事で書いていこうと思います。

評価のポイント

Writing試験では、①Task Response(タスク対応力)②Coherence & Cohesion(文章の一貫性)③Lexical Resource(語彙力)④Grammatical Range & Accuray(文法の理解と正確性)が評価ポイントとして公表されています。

Task1では、データ描写のみで結論は不要だったのに対し、Task2では、自分の意見・結論が求められます。これがしっかり書けていないとタスクへの対応が不十分、文章の一貫性もない、とみられてしまうので、要注意です。

そしてやっぱり文章の大部分を占めるBodyパラグラフの中身の書き方が点数に大きくつながります。Bodyの書き方は先に書いたように問いのタイプによって書き方が変わるので、別の記事で書きます。

時間の使い方と全体を通してのポイント

試験時間1時間のうち、Task2の時間の目安となっている40分間の使い方は人さまざまだと思いますが、私は以下の目安時間で取り組むようにしていました。

ブレインストーミング:10分

執筆 30分(イントロ5分、ボディ10分×2、コンクルージョン5分)

余裕がある方はイントロとコンクルージョンを5分で書き上げ、見直しの時間を5分ぐらいとると良いと思います。見返すと意外とスペルミスや文法ミスが見つかるんですよね。

ブレインストーミングに10分を取るなんて勿体ない」と思う方もいるかもしれません。でもアイディアがしっかりと出せれば後は書くだけ!なのです。ブレストなしで書いてみると筆が止まるので(笑)、そこだけでは絶対に時間をかけた方がよいと思います。

全体のポイントとしては、以下を気を付けてました。

①模範解答の暗記は意味がない!

解答(定型文)暗記で書いても試験官にバレるそうです。色々な方のブログを読んでいると定型文で臨んだところ、全然点数が伸びなかったという方がいました。先ほども書いた通り、問題文のタイプが様々なので、1つの定型文を覚えてもその問題タイプにハマらなければ点数は伸びない、ということのようです。丸暗記は意味がないけれども、問題タイプを理解した上で、書き方のポイントを押さえておくことは点数アップのコツだと思います。その点についてはまた別記事で書いていきます。

②主観的な印象の表現は避ける!

"I", "You", "We"などの主観的な印象の表現はAcademic Writingには相応しくない、ということなので、個人の意見も一般化して表現することが重要になります(これはAcademic Writingの基本のキですね)。

③短縮形、曖昧な表現は避ける

これも当たり前のことですが、They're, don'tなどついつい使いがちな短縮形の表現はSpoken EnglishとなりAcademicではありませんので、使わない方が良いです。また論理的に述べることが求められているので、etc, and so onなど曖昧な表現は避けること、こういった小さいことも意識する必要があります。

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具体的なタイプ別の対策については、また別記事で残していきます。勉強している方の参考になれば嬉しいです。