~海外、子育て、ときどき英語~

学生時代、社会人になってからの英語勉強、子供を連れてのアメリカ駐在妻生活、子育てについて、徒然なるままに。

なぜIELTS?

渡米する前の時間があるときに、少しずつ英語勉強、特にIELTSについて記録しておきたいと思います。手始めに、なぜIELTSを選択したのか、そのメリットについて書きたいと思います。

TOEFL?or IELTS?

おそらく、IELTSやTOEFL等の試験を受けようと考えている方は、自己研鑽というよりどちらかというと留学目的で受験を考えると思います。私もその一人でした。社会人になってから、海外の大学院を目指そうとIELTS受験を考え始めるようになりました。

10年前の学生時代には、IELTSはまだそこまで日本では普及しておらず、圧倒的にTOEFLが認知されており、私も学生時代はTOEFLを受験しました。なんとか大学の交換留学に応募できる点数には達しましたが、結構勉強したのにiBT 74点がやっと取れた点数。TOEFLには苦手意識があり、今回はTOEFLは受けたくない、でも大学院には高得点(IELTS7.0、TOEFL iBT 100)が必要で、それならIELTSを…とIELTS受験を考え始めました。

留学先がIELTSの点数を受け入れているかどうかがまずポイントですが(アメリカの大学ではTOEFLでなくてはいけない機関もまだあります)、受験してみて良かったIELTSのポイントを書いていきます。 

正答数とスコアの関係

IELTSは、正答数とスコアの関係が目安としてですが、提示されています。

つまり、それぞれの問題の難易度はあまり関係なく、何問合っていれば、どのぐらいのスコアが出るか、というのが予め分かるので、自宅で模擬試験をするとリスニングとリーディングについては、自分自身がどのスコアレベルかが分かるのです。

こちらのサイトに分かりやすく掲載されていました。https://ielts.jp/material/scoring/

受験料が高いので、そう簡単に何度も試験を受けられない(受けたくない)ですよね。自分が現時点でどの程度のスコアが取れるかが分かるので、4技能のどの分野に特化して勉強したら良いかも分かります。

コンピューターか、筆記か

TOEFL iBTの試験はすべてパソコンを通して実施されるインターネット形式の試験です。スピーキングもマイクに向かって録音するという形で、試験時には紙とペンが渡されますが、実際に使ったのはリスニングの時、ライティングのブレインストーミングの時ぐらいです。

一方、IELTSは筆記試験が基本で、スピーキングは試験官と対面の試験です。この形式の何が良いかというと、リーディングの試験で実際に文章に下線を引いたり、気になる箇所に印をつけながら読めるという部分です。

パソコンに向かい合って文章を読んでもなかなか頭に入ってきませんが、実際にペンでなぞりながら読むと不思議なことに頭に入ってきやすい感覚がありました。特に私は文章中に重要と思われる箇所に下線をひき、人物名や年号の部分を囲ったりして印をつけて読むようにしました。これはあとで読み返すときや、True/False問題が出てきたときにとても役立つのです。

形式の部分でも筆記・面接形式のIELTSはとても取り組みやすい試験だと思います。

出題される問題のジャンル

これは統計を取ったわけではなく、個人的な所感ですが、IELTSの方が文系向けの文章やWritingタスクが多いように思います。通った予備校の先生もおっしゃっていましたが、IELTSは教育関連のトピックが多いそうです。私のような「THE文系」タイプの人間には、試験に取り組みやすかったです。

TOEFLは問題集をやってみても、化学や生物などのトピックが出てくることも多々ありました。実際の試験で、恐竜のアゴの骨の話が出てきたとき、単語が分からな過ぎて真っ青になったのを思い出します(笑)。

ライティングに関しても、比較的書きやすい一般論を問うタスクが多かったので、取り組みやすいという意味でもIELTSをお勧めします。

           

実際の試験対策については、また別の記事でまとめたいと思います。